大地震が起きた際にペットを守るには
日本では、大規模な地震が今後も起こると想定されています。
いざという時、飼い主とペットが安全に避難するためには、日頃からの「備え」が大切です。
ペットの飼い主は、大地震に備えて何をするべきなのでしょうか。
災害が起きたら
2013年環境省から、大規模な災害の際は飼い主のペットの責任にはなりますが、ペットと同伴で避難を基本とするガイドラインを策定されました。
10年前に発生した東日本大震災の際、ペットと一緒に避難することが周知されていなかったため、飼い主と離れ離れになり、10年たった今でも飼い主の元に戻れないペットがいます。
一度はぐれてしまうと再会は困難だとされています。
飼い主自身の安全を確保することを大前提とし、その上で、ペットと一緒に避難をすることが大切です。
しかし、ペットの受け入れ大勢は自治体によってばらつきがあるため、事前避難場所や経路を調べておきましょう。
一緒に避難するには何が必要なのか?
ペットと一緒に避難するのはしっかりと事前準備が必要です。
どのような準備が必要なのでしょうか。
フードと水の準備
ペットの支援物資は届くまでに5日以上、最低でも7日分のフードを用意します。
普段食べているものしか食べない子であれば更に多めに用意しておきましょう。
また、ペット用にお水、食器等も用意します
療養食や常備薬の準備
療養中のペットがいればゆとりを持って準備が必要です。
万が一不足した場合、療養食や常備薬の銘柄や量のメモを取りましょう。いざというときのために、ペットの飼育記録や飼育手帳、ワクチン証明書、狂犬病予防注射済票のコピーなどを準備しておくといいでしょう。
その他ペット用品
備蓄品は命に関わるものから優先的に用意をします。
ペットシーツ、トイレ用品、タオル、トイレットペーパー、新聞紙等、持参できるものに余裕があれば少量ずつ準備します。
また、避難生活に備えてキャリーケースに慣らしておくことも大切です。
時代の流れと共にペットとの防災についても変化しています。
飼い主は、その変化に耳を傾けていつ起こるかわからない大震災に備えましょう。