販促キャンペーンを成功させるには?事例とともに解説!
自社の商品やサービスを多くの顧客に知ってもらい、購入・利用につなげるために有効な施策のひとつが「販促キャンペーン」です。
新たな商品・サービスのリリースや周年記念などをきっかけに、大々的なキャンペーンを実施する企業は少なくありません。
しかし、いざキャンペーンを実施しようと思うとその方法はさまざまで、何をしたらよいかと悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、この記事では販促キャンペーンの企画やアイデアのポイントをまとめました。
目 次
販促キャンペーンとは?
販促キャンペーンとは、SNSやノベルティなどをうまく活用し、自社の商品あるいはサービスを購入・利用してもらうための宣伝活動のひとつです。
既存の顧客や新規顧客に対し、購買意欲・利用意欲の促進につなげることを目的とした施策で、売上アップあるいは新規顧客獲得を目的に行います。
新商品・新サービス導入時や周年記念など、何かの節目にあわせてキャンペーンを実施する企業は多く、SNSやコマーシャルを活用する方法が一般的でしょう。
顧客にとっては、お得に商品・サービスを手にする嬉しい機会となり、企業側も売上向上につながるなど多くのメリットが考えられます。
販促キャンペーンを実施するメリット
企業側は販促キャンペーンを実施することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
販促キャンペーンの主なメリットは下記の4点です。
- 認知度・売上アップにつながる
- 新規顧客の獲得
- リピーターの獲得
- 休眠顧客の掘り起こし
この4つの目的・メリットについて、詳しく解説します。
●認知度・売上アップにつながる
販促キャンペーンの目的は、自社の商品・サービスを多くのユーザーに知ってもらい、売上につなげることです。
販促キャンペーンを実施すると、顧客に「このお店には特別な(お得な)何かがある」と思ってもらえるだけではなく、類似商品・サービスを提供する他社との差別化も図れます。
多くのユーザーに認知されることで商品購入やサービス利用の意欲を高め、売上の向上にもつながる点が大きなメリットです。
●新規顧客の獲得
新しい顧客の獲得は、既存顧客のリピーター化よりも困難だといわれています。
なぜなら多くの人に自社の商品やサービスを認知してもらい、好印象を与えるまでのプロセスはかなりの工夫が必要となるためです。
販促キャンペーンを行うと、それまで自社を知らなかった人にまでスムーズに情報が届くようになるため、新規顧客獲得のきっかけ作りにおいて有効な手段となるでしょう。
●リピーターの獲得
もちろん新規顧客だけでなく、既存顧客のリピーター化も重要な課題です。
既存の顧客に自社の商品・サービスを継続して利用してもらうためにも、販促キャンペーンは非常に重要な施策といえるでしょう。
周年ごと・季節ごとなどにプレゼントキャンペーンが行われれば、顧客側の記憶にも残りやすくなります。
クーポンの提供やポイント増量など、顧客にとって楽しみの一つになるような嬉しい企画を提供しましょう。
●休眠顧客の掘り起こし
休眠顧客とは、過去に自社商品の購入・サービス利用したものの、現在は購入・利用していない人のことをさします。
限定の特典やクーポンの提供など、休眠顧客に再購入・利用を促すような販促キャンペーンを企画するとよいでしょう。
売上増加や安定した企業成長につなげるには、休眠顧客の再活性化も重要です。
今は別の企業の類似商品を使っているなど休眠顧客になる理由はさまざまですが、一度は自社で購入・利用してくれていた顧客です。
何かのきっかけがあれば、戻ってきてくれる可能性は十分にあるでしょう。
販促キャンペーンの具体的な手法と成功事例
SNSやテレビを見ていると、さまざまな企業の販促キャンペーンが目に入ってきます。
実際に効果が期待できる販促キャンペーンには、どのようなものがあるのでしょうか。
具体的な手法を、成功事例とともに紹介します。
SNSを活用したキャンペーン
近年、X(旧Twitter)やInstagramなど、SNSで実施されるキャンペーンが効果を上げています。
中でもフォロワー向けに行うキャンペーンは、効率的な手段の一つ。
ターゲットをより明確に絞り込むことで、販促キャンペーンの成功率は大いに上がるでしょう。
選考対象を「指定したタグ(ex.会社名やサービス名)をつけて投稿した人」に限定する手法もよくあります。
クイズ形式で、正解者に賞品が当たるといった企画もゲーム要素があっておすすめです。
【SNSキャンペーン事例】
大塚製薬では、X(旧Twitter)の公式アカウントをフォローしリポストすると、抽選でオロナミンCの無料クーポンが当たるキャンペーンを実施。
引用リポストで特定の投稿をすると当選確率が上がるという仕組みにして多くの参加者を集めることに成功しました。 |
特定の商品購入でプレゼント
「商品の購入でプレゼントがもらえるキャンペーン」も、高い効果が期待できます。
応募しての抽選だと購入意欲が減退するため、「必ずもらえる」ことが重要です。
もちろん、費用対効果は計算する必要がありますが、多くの消費者を巻き込めば宣伝効果も高くなるでしょう。
【プレゼントキャンペーン事例】
山崎製パンでは、毎年「春のパンまつり」キャンペーンが開催されています。
対象のパンを購入し、パッケージについている点数シールを集めて対象店舗に提出すると、オリジナル食器がもらえるという内容です。 毎年この企画を楽しみにしているユーザーも多く、認知度もかなり高いメジャーな成功事例といえるでしょう。 |
人気キャラクターとのコラボレーション
期間限定で、人気アニメやインフルエンサーなどとコラボした商品を販売するキャンペーンも多くなっています。
話題性の高いキャラクターや人物が企業とコラボすることで、認知度向上や新規顧客獲得を大いに期待できます。
実施の際は、そのキャラクターやインフルエンサーのファン層が自社のターゲット層に近いかを想定しましょう。
また、人気キャラクターなどの使用時は著作権にも十分に注意してください。
【コラボキャンペーン事例】
吉野家では、人気ゲーム「ポケットモンスター」とのコラボ企画「ポケ盛」を実施。
公式アカウントをフォローし、ポケ盛牛丼を注文したレシートを送るとポケモンのフィギュアがもらえるといった内容です。 さらには抽選で専用のどんぶりも当たる、ファンに嬉しいキャンペーンとなりました。 |
QRコードを使ったキャンペーン
店頭や商品にQRコードの記載されたパネルなどを配置し、その読み取りで参加できるタイプのキャンペーンも効果的です。
スマートフォンの普及率が高い現代は、幅広い世代がQRコードを使いこなせるため誰でも気軽に参加できるはずです。
【QRコードキャンペーン事例】
スターバックスコーヒーでは、AR技術を活用したキャンペーンを実施。
レシートに記載されたQRコードを読み取ると、満開の桜とマスコットキャラクターがスマートフォンの画面に現れるというものです。 ハッシュタグをつけて、写真をSNSで投稿できる仕組みにして多くの注目を集めました。 |
季節・イベントに合わせた定期キャンペーン
お正月やクリスマスなど、季節ごとのイベントに合わせて行う定期キャンペーンも効果的です。
毎年同じ季節にキャンペーンを実施すれば、そのうち告知に頼らなくても消費者の関心を引けるようになるため、負担なくスムーズに販売計画を立てやすくなるでしょう。
【定期キャンペーン事例】
メルカリでは、毎年お正月におみくじ企画を開催。
公式アカウントをフォローし、特定のポストをリポストすることで、ポイントが当たるという内容です。 抽選の結果は通知で返ってくるわかりやすい仕組みのため、ある年では5.8万ものリポストを集めました。 |
企業ノベルティ配布のキャンペーン
販促キャンペーンには、ノベルティやオリジナルグッズの配布もおすすめです。
新規顧客獲得のための認知度やイメージ向上につながるだけでなく、リピーターの獲得にも大きな効果を見込めます。
企業ロゴやキャラクターを上手く取り入れたオリジナルグッズをぜひ企画してみましょう。
【企業ノベルティ配布事例】
UNIQLOでは、10,000円以上購入でオリジナルタンブラーのノベルティをプレゼントという企画を実施。
洗練されたシックなデザインの中に四角い定番のロゴがオシャレに配置され、人気を博しました。 |
販促キャンペーンの4つの手法
販促キャンペーンで使われる手法は、主に下記で紹介をする4つのパターンがあります
これらの手法は単体で使えるだけでなく、複数を組み合わせることでより効果を発揮する場合もあるので目的に合わせて良い企画を考えていきましょう。
① 制度手法
制度手法とは、消費者とコミュニケーションを取って顧客を囲い込み、特典の提供を継続的に行う手法です。
- SNSアカウントのフォロワー限定で10%割引
- 会員向けにオリジナルグッズが当たる
- 雨の日限定割引
上記のような企画が制度手法を使ったキャンペーンです。
対象を限定することで動機付けが起こり、見込み客の増加につながります。
期間を限定すると「今だけお得」という切迫感も与えられるため、購入に迷っている人の背中を押せるでしょう。
② プレミアム手法
参加者にギフト・景品・特典などをプレゼントする企画がプレミアム手法です。
直接的な対価を提供することで、キャンペーン参加を促します。
プレミアム手法を使ったキャンペーンには、以下の2種類があります。
- 一定の商品購入で応募者全員にプレゼントをするタイプ
- 抽選で当選した人に懸賞を用意するタイプ
抽選の場合、当選を目指して複数回購入してもらえる可能性があるため、良い景品であるほど売上向上を期待できます。
③ 試用手法
試用手法とは、商品やサービスを利用してもらうために、試供品などを提供するキャンペーンです。
たとえば無料サンプルを提供し、アンケートに答えてもらうことで、1ヶ月分が割引される・1ヶ月無料になるなどといったキャンペーンがあります。
実際に使ってみないと効果やメリットがわからない商品は、購入までのハードルが高くなりがちです。
手軽に商品を体験することができ、その良さを実感してもらえれば消費者の購入意欲はより刺激されるでしょう。
④ プライス手法
プライス手法とは、参加者に商品・サービスの割引をするための手法です。
- タイムセール
- 割引クーポン
- 2つ購入で1つ無料といった実質割引
上記のようなキャンペーンが、プライス手法の代表です。
プライス手法を使うと、「商品やサービスを利用したことはあるものの、コスト面で購入を控えていた顧客」の購入意欲を刺激できます。
ただし、同様のキャンペーンを開催しているときしか利用してもらえない可能性も高く、リピーター獲得の効果は薄いケースもあるため注意が必要です。
販促キャンペーンを企画する際のポイントと注意点
ここからは、販促キャンペーンの企画・実施における重要ポイントや注意点をみていきましょう。
目的・ターゲットを明確にする
販促キャンペーンを実施する際は、キャンペーンの目的を決めておくことが大切です。
売上向上・認知度拡大・集客など、それぞれの目的ごとに必要な施策が異なるためです。
何を達成したいのかを明確にし、目的を決めたら今度はターゲットを具体的に定めましょう。
ターゲットが定まっていないと、届けたいメッセージがあっても届けたい人にまで正しく伝わりません。
応募方法を簡単にする
応募する際に手間がかかってしまうと参加するモチベーションが下がり、高い効果を期待できません。
そのため、できるだけ簡単に参加できるキャンペーンがおすすめです。
SNSでシェア、もしくはアンケートに答えるだけなどオンライン上で完結できるものや、用紙に簡単な記述をするだけのアナログ方式など、ターゲット層に合わせて応募方法を変えましょう。
また、改善要望が多かった場合を除き、応募方法を頻繁に変えるのは避けるのが無難です。
限定性をアピールする
期間限定や数量限定など「今しか参加できない」という、限定性をアピールする方法も効果的です。
そして期間を設定する際は、長すぎないようにすることがポイントです。
抽選期間が長いと、応募者が多くなって当選率が下がる・結果を早く知りたいなどの理由から、参加前に離脱するユーザーもいます。
もし長期間で実施したいなら、当落がその場でわかる仕組みにするなどの工夫をしましょう。
法的遵守も忘れずに
販促キャンペーンを実施する際は、適切な目的・ターゲットの設定と理解だけでなく、法的制限の遵守も重要です。
たとえば、高価な宝石を数百円で提供するなどと謳うのは消費者がその商品に殺到し、正常な取引ができなくなるため法的にNGです。
自社の製品をより良く見せるために、他社の製品と比較するなどの行為も禁止されています。
せっかく良いキャンペーンを思いついたのなら、PRの表現でペナルティを受けないよう慎重にチェックましょう。
まとめ
自社の商品・サービスの認知度向上や購買意欲促進のための宣伝活動が販促キャンペーンです。
その種類や手法はさまざまですが、目的やターゲット層に合わせてキャンペーンを実施すれば大いに効果を期待できるでしょう。
名古屋市のWeb会社エフエーエスでは、販促キャンペーン向けの企業ノベルティやオリジナルグッズ製作はもちろん、企画提案の段階からのサポートも可能です。
また、SNS運用代行の実績も数多くあるため、SNSキャンペーン運用もぜひお任せください。
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