スタート前に必読!企業ブログのルール作り完全版!
企業ブログとは、自社サイトで運用するブログのことで、定期的に更新する必要のあるマーケティング施策の一種です。
業界に関連性の高いトピックを消費者と共有できたり、検索エンジンからのトラフィックを増やせたり、関連性の高いキーワードの含有により閲覧者数の増加へつなげられたりといったメリットが挙げられます。
そして本記事では、企業ブログに必要な「ルール作り」について説明します。
ルール作りにおいて避けるべきNG行為についても紹介しますので、特にこれから企業ブログの運営をご検討の際はぜひご覧ください。
目 次
ブログ投稿前の必須作業!「企業ルール」の目的とは?
企業ルールとは、ブログ執筆の理由・目的・目標などのために取る手段を明確化したものです。
ブログを始める際にこれらのルールを決めておくと、目的が明確になり内容の一貫性が保たれます。
さらには品質を管理して法的リスクを軽減し、効果的なコンテンツ戦略を構築するのにも役立ちます。
ブログ執筆の理由・目的を定めよう
ブログを立ち上げる際は、その目的を明確にする必要があります。
「会社のブランディング」「集客」「周知」「採用活動の一環として」など、目的が定まることで記事の内容に統一性が出てくるためです。
執筆の目的や意図が定まれば、読者に対して一貫したメッセージを伝えられ、企業の価値を効果的にアピールすることも可能です。
その結果として読者が「価値ある情報を得られる」と感じれば、Webサイトに訪れるユーザーとのエンゲージメント(関わり・結びつき)をおのずと高められるでしょう。
以下では、代表的な目的に挙げられるものをピックアップしていきます。
【会社のブランディング】
会社のブランディングを目的にした場合、ブログの投稿は「企業が自らの言葉で価値を伝えられる」というメリットがあるため、見込み顧客との信頼関係を築く強力なツールとなり得ます。
ブログを通じて、企業の個性や強みを際立たせることができるでしょう。
【集客・周知】
集客・周知を目的にした場合、商品やサービスへの関心を喚起し、ブログを通じて新たな顧客を引きつけられるでしょう。
SEO対策としても有効で、検索エンジンでの自社サイトの可視性を高める効果を期待できます。
【採用活動の一環】
ブログを通じて企業文化や働く環境を紹介することで、求職者に対して魅力的なイメージが構築され、優秀な人材の獲得につながりやすくなります。
また、社内の活動や成果を外部に発信すれば、社員のモチベーションも向上させられるでしょう。
目的はどうやって決めればいい?
目的を明確にする作業に手こずるようなら、まずは「ブログでどうしたいのか」で決めてみましょう。
- 「会社のブランディング」をしたいですか?
- 「集客・周知」に絞りたいですか?
- それとも「採用活動の一環」としてブログを活用したいですか?
また、具体的な「ペルソナ(顧客の性別、想定される住所、年齢層など項目を細分化)」を設定しておくと内容がブレにくくなり、自然と目的に見合った読者を集められるようになりますよ。
記事構成やカテゴリも計画しよう
目的に応じて、執筆する内容やカテゴリを事前に計画すると、執筆や更新時の迷いがなくなり、ブログ運用の成功が期待できます。
たとえば、集客を目的とする場合は、自社の情報や商品紹介を中心にした記事構成が効果的です。
単なる商品紹介ではなく、「実際にユーザーにとってどのように役立つか?」に焦点をあてるのがポイントで、サービスの活用法を連載形式で更新しても良いですし、自社商品を「使ってみた」系の記事も需要が高いです。
また、専門知識を要する業種の場合は、読者のお悩み解決や特定分野の役立つ情報を提供すると、顧客にとってのメリットとなります。
さらに、競合他社のブログもリサーチすれば、自社ブログの差別化ポイントをスムーズに見つけられるでしょう。
ブログのカテゴリやテーマを決定することは、読者にとって価値ある情報を提供し、エンゲージメントを高めるための基盤となるため、有益な情報源となるよう心がけましょう。
ライティング時も注意!企業ブログの「執筆ルール」
ブログ担当者だけでなく、外注ライターへもきちんとルールを提示しておくことが必要です。
ライターに外注する前にルールを定めておけば、コンテンツの品質や一貫性、納期の遵守などが確保でき、コミュニケーションの円滑化やトラブルの防止にもつながります。
ここからは、実際にブログをライティングする際のルールや注意点を紹介します。
文章の体裁を整えるためのルール
文章の体裁を整えると、読みやすさや理解しやすさが向上するだけでなく、ブログの品質や専門性を高められる可能性もあります。
整えられた文章は読者に親しみや信頼感を与え、ブログ全体の魅力が高まります。
文章の体裁を整えるためには、以下のような項目をルールにすることがおすすめです。
- 読者に読みやすい文を心がけ「です・ます調」などで統一し、難読な表現や漢字の使用は避ける
- 一文を適度なボリュームにする
- 表記の統一を図る(子ども⇔子供、さまざま⇔様々など)
- 絵や写真は過度に使わない
記事の内容の精査時に定めるルール
ブログの信頼性と権威を確立し、読者に価値を提供するために、原稿内容の精査は欠かせません。
記事の内容を精査する際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 内容がブログのカテゴリから外れていないか
- 誤情報が含まれていないか
- コピペ(他社の記事の転載)されていないか
- 読者にとってメリットのある記事になっているか
- 誤字脱字がないか
- 検索しやすいキーワードが含まれているか
- タイトルやリード文で内容を読者にわかりやすく示せているか
また、タイトルはキャッチーにしすぎず、ある程度は定型にすることが推奨されます。
キャッチーなものは人々の興味を引きつける要素を持っていますが、あまりにも斬新または不明瞭なタイトルは読者の混乱を招き、信頼性も低くなります。
タイトルがある程度定型化されていると、読者は内容を予想し理解しやすくなるでしょう。
精査までの流れをスムーズに進めるには?
企業ブログを立ち上げ、運営するには「計画的なアプローチ」が成功の鍵となります。
内容の精査や投稿のプロセスをスムーズに進めるためには、以下のステップを参考にしてみてください。
【執筆者と校正者の役割を明確にし、体制を整える】
社内でブログの執筆者や校正者(チェック係)を明確に定め、それぞれの責任範囲を決めておきましょう。
主に執筆者は内容の作成を、校正者は誤字脱字や事実確認などの精査を担当します。
【計画的に投稿準備を進める】
都度の投稿ではなく、記事をいくつかストックしておくと、定期的かつ計画的にコンテンツを公開できます。
何を、いつ、どのように発信するかの計画を可視化できるコンテンツカレンダーを作成すると、季節やイベントに合わせたテーマを事前に準備し、効果的なタイミングで記事を公開できるでしょう。
【精査プロセスの確立】
記事が公開前に必ず複数の目でチェックされるよう、精査プロセスを確立させましょう。
これには、事実確認、誤字脱字のチェック、SEO対策の確認などが含まれます。
【効果的な公開と評価】
検索エンジンでの可視性を高めるために、キーワード選定やメタデータ(データの属性や特徴)の最適化など、SEO対策を施した上で記事を公開します。
たとえばGoogle Analyticsなどのツールを使用して、記事のパフォーマンスを定期的に評価し、読者の反応や検索エンジンでのランキングをもとに改善点を見つけ出すのもおすすめです。
SEO効果もあり!「見出しルール」を整えよう
SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)とは、Webサイトの内容を最適化させ、検索エンジンのランキング上位を狙い、訪問者数を増やすための戦略のことです。
多くのブログには「見出し」が用いられていますが、この見出しについてもルールを整えると、マーケティングに欠かせないSEO効果を期待できます。
ここからは、見出しの「役割」「作成の基本」「デザインの統一」についてのルールを解説します。
見出しの役割とは?
見出しの役割には、以下のようなものがあります。
- 記事のテーマや目的、内容を効果的に伝える
- 読者がひと目で内容を把握できるようにする
- 記事の構造を明確にする
- 読者が興味のある部分をすぐに見つけられるようにする
各所に見出しを用いると内容が読みやすく整理され、ユーザーがよりわかりやすい文章を構築することが可能です。
また、見出しの設定は記事の質が上がりやすくなるためSEO対策にもつながり、Web上で情報を発信する際にも重要な役割を果たします。
見出しを効果的に使用すれば、読者にとってより価値のあるコンテンツを提供でき、同時にSEO対策も講じることができるというわけです。
見出し作成の基本ルール
企業ブログを作成する際、見出しは読者の注意を引き、内容を伝えるための重要な要素となります。
効果的な見出しを作成するための基本ルールには、
- ひと目で内容がわかる見出し
- 基本は1見出しにつき1つの情報
- 20文字程度
- キーワードを意識する
といったものが挙げられます。
ここからは、それぞれを簡単に解説していきます。
【ひと目で内容がわかる見出し】
見出しは常に、「記事の内容を簡潔に伝えるべき」と捉えましょう。
読者がその見出しを見ただけで、記事のテーマや扱っている内容が理解できるように工夫するのが望ましいです。
【基本は1見出しにつき1つの情報】
見出しは基本的に、そのセクションの主要なポイントを1つだけに絞り込むことが重要です。
情報が多すぎると、読者は混乱する可能性があります。
きちんと区別のついたブログ記事は読みやすく、目次機能があればさらに読者から重宝されるでしょう。
【20文字程度】
見出しの文字数は長すぎず、20文字程度にまとめることが理想的です。
短くまとまった見出しは読者の注意を引きやすく、内容を素早く伝えられるでしょう。
【キーワードを意識する】
SEO対策として、見出しには検索されやすいキーワードを含めると効果的です。
キーワードを見出しに適切に入れ込むことで、検索エンジンで記事の見つかりやすさが向上します。
ただし、不自然な入れ方にはならにように注意しましょう。
ページ内のデザインも統一させよう
企業ブログを作成する際は、コンテンツの質だけでなく、デザインの統一性も重要です。
読者にとって魅力的でわかりやすいブログにするには、ビジュアルの一貫性を保つことも必要だからです。
ここでは、企業ブログのデザインを統一するためのルール作りのポイントをいくつか紹介します。
見出しのカラーを変えて見やすくする
先述の通り、見出しは記事の構造を明確にし、読者が内容を把握しやすくするために重要です。
より読者の目に留まりやすくなるよう、この部分のカラーを変えるといった工夫を入れることで、視覚的にも情報を区別しやすくなるでしょう。
全体のデザインを統一する
フォントや行間、カラーなど、ブログ全体のビジュアル要素を統一すると、読者はより読みやすさを感じます。
また、できるだけ多色使いを避けて、自社イメージに合う色を指定しましょう。
色の使用は控えめにして、ブランドイメージに合った色を数色選んで使用するのがおすすめです。
これにより、ブログが企業のアイデンティティを反映しやすくなるでしょう。
スマートデバイスでの対応もチェックする
近年では、多くの読者がスマートフォンなどのデバイスを通じて情報を得ています。
そのため、パソコン上だけでなくスマートデバイスでも使いやすくなっているかどうか、見やすさやレイアウトを十分に確認する作業も必須です。
スクロールに手間がかからないか、写真サイズのバランスは問題ないかなど、事前にチェックしておきましょう。
このように、デザインの統一性は読者がブログを快適に読むための基本であり、企業のイメージを構築する上でも欠かせません。
上記のポイントを踏まえ、読者にとって魅力的な企業ブログを完成させましょう。
トラブル・炎上防止!企業ブログの「NGルール」とは?
企業が運営するブログを作成する際の注意点として、いくつかの「NG行為」が挙げられます。
NG行為は読者に不快な思いをさせたり企業イメージを下げたりするだけではなく、炎上して情報が拡散されると事業にも大きな影響をおよぼす危険性があります。
ここでは「表現」と「内容」に分けて、どの企業にも当てはまる基礎的なNGルールを紹介します。
「表現」のNGルール
企業ブログでは、読者に不快感を与える、あるいは企業イメージを損なうような表現を控えるべきです。
以下は、記事内で避けるべき表現・NGルールの一例です。
【誹謗中傷や差別表現を避ける】
他人や他社を不当に批判することや、性別・人種・宗教などに基づく差別的な表現は絶対にしてはいけません。
公平かつ尊重の精神を持ってコンテンツを作成する意識を常に持ちましょう。
【競合他社を批判する内容は控える】
競合他社に対する批判的な内容は、読者にネガティブな印象を与えかねません。
まずは自社の強みや価値を前向きに伝えることへ焦点を絞りましょう。
【強い主張や批判的な表現を避ける】
自社の製品やサービスに自信を持つことは大切ですが、過度に強い主張やほかの意見を批判する表現は避けるべきです。
建設的で、ポジティブなコミュニケーションを心がけましょう。
【不快な言葉遣いや馴れ馴れしい表現を控える】
読者に対して不適切な言葉遣いや過度に慣れ親しんだ表現は、プロフェッショナルな印象を損ないます。
公共性を意識し、適切な敬語を使用する姿勢が望ましいでしょう。
ブログは世界中の読者に向けて発信されるため、公共性を意識した表現が求められます。
読者にとって価値ある情報を提供しつつ、上記のNGルールを遵守して、企業の信頼性とブランドイメージを守りましょう。
「内容」に関するNGルール
企業のブランドイメージを向上させることが目的のブログであっても、内容が不適切であれば逆効果となりかねません。
ここでは、ブログで避けるべき内容のNGルールについて説明します。
【ユーザーのプライバシー保護】
Q&Aやお悩み相談などで、ユーザーの氏名や顔が特定されないよう配慮が必要です。
社員の情報も同様に、個人が特定される情報の取り扱いには十分注意しましょう。
【他者の権利(著作権)を侵害しない】
他者に権利がある画像や文章を無断で使用、コピー&ペーストすることは避けましょう。
著作権に関する知識を深め、正しい引用方法を学び、必要に応じて許可を得る工程が生じることを把握しておくと安心です。
【内容の偏りや過度なSEO対策を避ける】
社内の話題に偏りすぎていたり、宣伝を繰り返したりすると、「価値が低い」という印象を読者に持たれる恐れがあります。
また、SEO対策にこだわりすぎて無理やりキーワードを詰め込んで、意味が通じない文章になることも避けましょう。
SEOの効果を期待できるのは、あくまでも「質の高いコンテンツ」です。
まとめ
企業ブログを成功させるには、読者のニーズに応える良質な記事を定期的に提供することが重要です。
執筆から公開、評価までの一連のプロセスをルールに沿って計画的に進めていけば、ブログの価値を高めて企業のブランド構築につながるでしょう。
また、読者にとって有益かつ企業イメージを損なわない表現や内容を心がけるのもポイントですよ。
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