Instagram(インスタグラム)の広告費用はどれぐらいかかる?
近年、広告やPR目的で、Web広告だけでなく、SNSを活用する企業が増加しています。
そんなSNSの中でも、利用者数が全世界で10億人を超え、国内ユーザー数も3000万人以上を誇っている「Instagram」は、もっとも企業に注目されているSNSだと言えます。
また現在の様なコロナ禍では、外出自粛の影響もあり、SNSを利用した消費行動が活発化しています。
では、一体Instagramではどんな広告ができるのでしょうか?
良くわからないし、費用が高くなりそう?…と一歩踏み出せない方の為にも、今回はInstagram(インスタグラム)広告の費用相場等を解説します。
SNS広告をお考えの方、是非ご覧ください。
目次
Instagram(インスタグラム)の広告費用は種類ごとに違う?
まず、Instagramの広告というのは、Instagram内に写真や動画などの形式で出稿できる広告を指します。
広告には、4種類の課金方法があるので、ご紹介します。
Instagram(インスタグラム)広告費用の相場とは
広告表示に対して課金される方式です。
最低1日100円から配信可能ですが、あまりに出稿費用が低いと成果が出づらいので、目安としては最低1日1000円程が平均的な金額です。
後は、継続して出稿する場合に、成果率等を分析し、最適なものを選び、利用していくことが重要でしょう。
アプリインストール課金(CPI)
アプリがインストールされる毎に、課金されます。
自社のアプリをインストールして欲しい時に向いています。
クリック課金(CPC)
広告クリック毎に、課金されます。
コンバージョン(Webサイトで獲得できる成果、購買や問い合わせなど)、ユーザーを獲得したい時に向いています。
インプレッション課金(CPM)
広告が画面表示された回数、1000回ごとの平均金額です。
計算式は、「CPM=費用÷表示回数×1000」となります。
商品やブランドの認知度をアップしたいい時や、コンバージョン、投稿へのエンゲージメント数の増加したい時に向いています。
動画再生課金(CPV)
動画が10秒以上再生される毎に、課金されます。
動画の再生回数をアップしたい時に向いています。
おすすめの課金方法は?
4種類の中で、広告の配信目的によって決めますが、大半はインプレッション課金(CPM)を選ばれます。
それは、ブランドの認知やリサーチ、アプリインストールや、動画再生回数のアップ、コンバージョン、ユーザーの獲得、カタログ販売、来店者数の増加など、多くの目的に適しているからです。
検索広告やディスプレイ広告では、クリック課金(CPC)を選ぶ方が多いでしょう。
またCPMを選択する場合の理由の1つに、Instagramがビュースルーコンバージョンを生みやすいSNSである事が関係しています。
※ビュースルーコンバージョン…広告を視聴したであろうユーザーが、クリックはしなかったが、その後に別のルートからサイトを訪れ、達成したコンバージョン。
Instagram(インスタグラム)広告の種類とサイズ
Instagram広告の最大の強みは、実名登録制のFacebookの傘下であるという事です。
実名登録のFacebookでは性別や年齢、住まいや言語などの基本的な情報だけでなく、ユーザーの興味や関心、ライフスタイル等がわかる為、広告目的に合った客層を細かく指定する事が可能なので、ターゲティングの精度を高められるのです。
自社の商品やサービスを、ターゲットとしているユーザー層に合わせて広告を出すことで、成果率も上がります。
そんな特徴を活かし、広告を無駄無くアプローチできるように、各広告の種類やその特徴、画像サイズを広告の種類別に見ていきましょう。
画像広告
最もシンプルなフォーマットで、正方形や横型、縦型フォーマットで表示されます。
魅力的な画像を出稿することでユーザーの興味を惹き付けることが可能です。
ファイル形式:jpg、png
ピクセル数:正方形‐600×500px、横型‐600×315px、縦型‐600×750px
アスペクト比:正方形‐1:1、横型‐1.91:1、縦型‐4:5
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:20
動画広告
多くの情報量を伝える事が可能な動画広告ですが、それは、商品や想い、使用方法などもユーザーに理解して貰い易く、印象に残りやすいのが魅力だからです。
タイムラインの“フィード”内に、動画1本とテキストを、正方形もしくは横型のフォーマットで、最長60秒まで表示できます。
但し、長い動画を最後まで視聴するユーザーは少ない傾向にあります。
動画の始まり3秒間で惹き付ける事ができるかどうかが鍵です。
出来れば動画は15秒以内でまとめると良いでしょう。
キャプションは、2行目以降は省略される仕様になっているので、ユーザーが続きを読もうとしない限り全文表示されることはありません。
言いたいこと、キーワード、特徴やメリット等を、頭の2行に入れて、ユーザーの心を掴みましょう!
ファイル形式:MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:4GB
アスペクト比:正方形‐1:1、横型‐1.91:1
動画の秒数:最短3秒~最長60秒
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:30
カルーセル広告
タイムラインの“フィード”内に表示され、ユーザーが横にスワイプしていくと、複数並んだ画像や動画に使用を切り替える事ができるフォーマットです。
一枚の動画や写真だけでは商品やブランドの魅力や特徴を伝えきれない場合など、ブランドのストーリーを伝えるのに適しています。
また、画像と動画を最大で5枚まで同時に掲載できるので、組み合わせることで、複数の商品の認知度アップや、サービスの魅力を伝えるのに適した広告だと言えます。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:画像1枚につき30MB、動画1つにつき4GB
ピクセル数:正方形‐600×500px、横型‐600×315px
アスペクト比:正方形‐1:1、横型‐1.91:1
画像・動画の枚数:最小3枚~最大10枚
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:30
ストーリーズ広告
Instagram内で24時間以内で消える“ストーリーズ”内に出稿される動画です。
プロフィルページにも残らない気軽さからか、若年層に人気のコンテンツで、毎日およそ五億人のユーザーが利用しています。
15秒間の短い動画広告として表示させる事が出来て、動画ではなく写真を出稿した場合には、15秒間の写真表示になります。
シンプルなキャンバスですが、モバイルの画面全体に表示される縦型動画なので、没入感が高く、その流れで自然と広告を見て貰うことに繋がり、動画のもつビジュアルを最大限に生かすことができるフォーマットと言えます。
ただ、ユーザーが何気なく視聴するので、興味の湧かないコンテンツを直ぐに飛ばせますから、短時間で目を引くようなビジュアルに仕上げる事が大切です。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV、GIF等
最大ファイルサイズ:画像は30MB、動画は4GB
ピクセル数:600×1067px
アスペクト比:9:16(9::16以外の場合は余白ができます)
動画の秒数:1~15秒(画像は5秒間の表示)
最大ハッシュタグ数:30
コレクション広告
ECでの購買促進に特化した広告です。
メインとなる1つの動画や写真の下に、別の商品画像を並べて配置できて、正方形や横型のフォーマットで表示します。
ビジュアル面で魅せるため、画力を駆使してターゲット層へ訴え、アイテムをタップしたり、スライドすると商品が一覧が表示され、更にアイテムをタップすることで商品購入ページへ誘導、一連の流れがスムーズなので、自然と購買を促せます。
ユーザーは、商品やサービスを見つけ閲覧する為、コンバージョンへ繋ぐことも期待できる広告です。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:画像1枚30MB、動画1つ4GB
ピクセル数:正方形‐600×500px、横型‐600×315px
アスペクト比:正方形‐1:1、横型‐1.91:1
画像・動画の枚数:最小3枚~最大10枚
最大ハッシュタグ数:30
発見タブ広告
Instagram内の検索画面(虫眼鏡マーク)発見タブに表示される広告です。
フォローしているユーザーや、未だフォローしていないアカウントがシェアした投稿を、ユーザーの関心に合わせて投稿や情報が自動表示され、それをクリックし、その投稿からさらにスクロールすると発見タブ広告が表示されます。
通常のフィード投稿と同形式での出稿になるが、ユーザーの関心がありそうな投稿や情報を自動で表示される為、積極的に情報を検索しているユーザーが、まだ目にしたことの無い、新しい情報を発見する場所と言えます。
新たな顧客獲得を狙う場合に有効な広告です。
ファイル形式:jpg、png、MP4、MOV等
最大ファイルサイズ:画像1枚30MB、動画1つ4GB
ピクセル数:・正方形‐600×500px、横型‐600×315px
アスペクト比:正方形‐1:1、横型‐1.91:1
画像・動画の枚数:最小3枚~最大10枚
キャプションの最大文字数:2200文字
最大ハッシュタグ数:30
Instagram(インスタグラム)の広告費用の決め方・広告の出し方
Instagramの広告費用がいくらかかるのか、自社サービスの広告を出稿したいが予算をあまりかけたくないなどと、迷っている方も少なくないのではないでしょうか?
実は想像より低予算でInstagramの広告を始めることが出来るのも魅力なのです。
安心してInstagramで広告を掲載し運用できるように、費用について解説します。
Instagram(インスタグラム)広告費用の決め方
目的によって変わりますが、ユーザーへの広告配信、Instagramのアカウント運用が目的など、自社商品のターゲット設定や、選択した課金方法、広告内容により費用が変わります。
セルフサーブ方式のために、予算は自社で自由に設定が可能で、1日の予算や、期間で設定する通算予算など、目的に合わせて選べます。
お勧めは、1ヶ月10万円程度ですが、認知獲得が目的で一気に知名度を上げたい場合には、数十万~予算が必要となるでしょう。
費用対効果のシミュレーションをして決めることが大切です。
Instagram(インスタグラム)広告のターゲティング設定について
テレビや広告媒体と違い、Facebookの抱える膨大なユーザーデータを使用でき、細かくターゲットを設定できるので、予めターゲットをどこに絞るのか、検討しましょう。
例えば、地域、性別、年齢、言語、興味、関心、行動、カスタムオーディエンス等。
また、ターゲットの検索思考をリサーチして、ターゲットの興味関心、行動について、ハッシュタグを設定し、成果を上げることに繋げましょう。
Instagram(インスタグラム)広告の出し方
運用について、不安がある場合には、「Instagramパートナー」というサポートの利用をすることもできます。
弊社を利用する場合にも、広告の出稿や管理がしやすくなることは勿論、ネット注文を増やすなど、自社にあった目標を設定して、運用をサポートさせて頂きますので、ご安心ください。
既にInstagramを運用している方は、過去の投稿を広告として配信可能な「投稿の宣伝」機能を利用することも良いでしょう。
その場合は、「ビジネスプロフィール」に切り替え、プロフィール画面の「広告」をタップし、「トップ投稿を宣伝」を選び、過去の投稿で反応の良かった投稿を、そのまま広告として配信できます。
「誘導先」とアクションボタンを設定し、ターゲットを絞り、予算、掲載期間を設定し、広告を配信します。
アカウントが無い場合は、ビジネスアカウントを作成し、プロフィールをビジネスプロフィールに切り替えて上記同様に行いましょう。
その後、広告を作成するのに「Facebookの広告入稿ページ」を利用するため、Facebookと連携し紐、付けが必要になっていきます。
自社のFacebookページにアクセスして、「設定」をタップ、「Instagram」をタップし、「アカウントをリンク」を選びましょう。
Instagramにログインし、「確認」をタップすれば、連携が完了します。
Instagram(インスタグラム)広告の費用対効果を上げるには
ターゲティング機能が充実している為、未だ自社商品やサービスを認知していないが、知ったら利用する可能性がある客層に向けても、リーチできます。
その為、ブランディングにも効果も期待できますし、ビジネスにおいて非常に有効でしょう。
宣伝の目的、ターゲットを明確にして、それに合った広告の種類や出稿画像を選びましょう。
広告予算の確保
予算の相場は目的やターゲット層により変動がるので、一概にはいえませんが、Instagram広告では“1日の予算”“通算予算”の設定が可能で、1日あたり平均予算や日割りで細かな予算を決めることも可能です。
キャンペーン予算の最適化
広告のキャンペーンを計画する際には、マーケティングの目的を「認知」「検討」「コンバージョン」の3つから、しっかりと検討して選びましょう。
費用対効果がこれにより大きく変わりますから、最適なものを選びましょう。
キャンペーンをターゲティングでわけない
広告を届けたい人を条件で絞るターゲット設定をターゲティングと呼びますが、キャンペーンなどで情報を広く多くのユーザーへ届けたい場合には、ターゲティングは不要です。
広告の関連度を上げる
ユーザーに、関連度の高い情報を届けることは、広告の目的達成に繋がります。
をインプレッションが500以上の広告になると、Facebookの「広告関連度診断機能」を利用でき、過去の広告掲載期間において、その広告のパフォーマンスを評価できるのです。
“品質ランキング”“エンゲージメント率ランキング”“コンバージョン率ランキング”の診断項目があります、配信した広告とユーザーのターゲティングが
マッチしていたのか、診断結果をもとに、パフォーマンスの改善を図ることで、より多くの成果を生み出すでしょう。
Instagram(インスタグラム)広告費用の支払い方法
基本的には、Facebookと同様で、事前に設定した予算が消化されると、広告が停止される仕組みになっています。
広告のクリエイティブや課金方法が決まったら支払いへ進みます。
支払い方法は、クレジットカード(American Express、JCB、Mastercard、Visa)、PayPal、オンライン銀行振り込みの3種から選択します。
支払いが完了すると「審査」に入ります。
審査内容は、広告デザインや文面、リンク先等、Facebook社の広告ポリシーに反していないか再度審査に出す必要があります。
まとめ
Instagram広告の特徴や効果、そして効果を高める為の制作ポイントなどについて解説しましたが、いかがでしたか?
アクティブユーザーが多いInstagramは、広告機能も充実しており、これから広告出稿を考えている方の場としては最適ではないでしょうか。
さらに成果を伸ばせるよう、広告の目的・ターゲットを明確にしたり、複数の広告を出稿して、効果検証、分析したりと、工夫を凝らせば、さらに広告効果を高められるでしょう。
インスタグラム広告、これからまだまだ発展し、人気が止むことの無いSNSです、この機会に是非、広告を出稿して自社のPRに活用してはいかがでしょう。
Instagram(インスタグラム)の広告出稿代行なら株式会社エフエーエス
今注目のInstagram広告は、アクティブユーザーが多く、貴社の認知度アップやブランディングや、実際コンバージョンにも繋ぐ事が可能ですから、ビジネスをする上で見逃しては勿体無い市場です。
「まずは低予算から始めてみたい」「試しに広告を出したい」とお考えの場合にも、ハードルが低く手が出しやすいというメリットがあります。
ですが、自社での運用は大変だとお考えならば、株式会社エフエーエスにお任せを!
弊社では、多様なデジタルツールを組み合わせ、お客様の収益向上に向けてサポートさせて頂くことや、運用や更新の代行も承っております。是非、お気軽にご相談くださいませ!