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2024-06-26

ローカルSEOの効果とは?検索上位を目指せる仕組み

Web集客が主流である昨今、「ローカルSEO対策」に注力する店舗やクリニックが増えているようです。

ローカルSEO対策は集客の貴重な機会を逃さないためにも重要な施策となっています。

そのメリットは無料で始められるうえ、通常のSEO対策に比べて難易度が低い傾向のため、費用対効果が高いことなどが挙げられます。

本記事は、ローカルSEOの概要と効果、検索上位を目指せる理由などについて解説します。

ローカルSEOとは?

ローカルSEOとは「local」(ローカル/地域)を取り入れたSEO施策のこと。

また、同じ意味の言葉に、「MEO」という言葉があります。

SEOは「検索エンジン最適化」と訳される一方で、MEOは「マップエンジン最適化」と訳されますが、その意味合いにおいてローカルSEOとの違いはほぼないとされています。

どちらも【(特定の地域)+(店舗名やクリニック名)】などで検索した際に、検索結果の上位にウェブサイトや店舗情報が表示されるのを目的としています。

重要な対策である理由

現代では老若男女問わずスマートフォンが普及したことにより、地域に特化した検索を行うユーザーが増え続けています。

例えば急にお腹がすいたときに「池袋 レストラン」であったり、近場で歯の治療を考えているときに「渋谷 歯医者」であったりと検索するケースです。

このようにピンポイントでの顧客獲得を目指すなら、ローカルSEOの活用こそが集客力を高める手段として効果的です。

地域の住民や訪問者に直接アプローチできるだけでなく、競合が限られてくるため、中小企業にとって重要な施策といえるでしょう。

SEOとの違いとは?

SEOは、検索エンジンでの上位表示を目指すための施策全般を指します。

一方、ローカルSEOは地域性に特化した対策で、特定の地域での検索結果を最適化します。

例えば、「札幌 ラーメン」や「那覇 観光」といったキーワードで検索した際、その結果を優先的に見てもらえる位置へ表示されるように対策し、改善するのが主な役割です。

検索結果は地域にフォーカスしたWebサイトだけでなく、Googleビジネスプロフィールの店舗情報も表示されます。

Googleビジネスプロフィールは、Googleが提供する無料の企業情報ページで、店舗の所在地や営業時間、口コミなどの情報が掲載されます。

つまり、一般的なSEOは地域に関係なく検索結果の上位表示を目指すのに対し、ローカルSEOは地域性を意識した検索結果の最適化を行う点で異なります。

ローカルSEOの効果・検索上位を目指せる理由とは?

ローカルSEOの効果やメリットには、主に以下の3点が挙げられます。

  • 競合と差別化できる
  • 費用対効果が高い
  • 集客力が高まり、地域密着型ビジネスを強化できる

これらを踏まえ、上位を目指せる理由についても解説します。

競合と差別化できる

何より特定地域に焦点を当てた施策で、競合が近隣店舗に限られるため上位表示しやすいという効果があります。

例えば「東京 レストラン」ではなく「歌舞伎町 レストラン」といった地域性の高い検索であれば大手ではなくとも上位表示される可能性が高くなります。

地域密着型の集客施策として活用すれば、地域のユーザーに選ばれやすくなるでしょう。

特に、小規模なビジネスにとっては自社の地域に特化したコンテンツを作成するだけでも消費者へ効果的にアプローチできるため、競争力の強化にもつながるはずです。

費用対効果が高い

ローカルSEOは特定の地域がターゲットであり、広範囲の集客を目指す必要がないため、一般的な施策と比べて少ない予算で効果的な集客を狙うことができます。

Googleビジネスプロフィール自体は無料で登録できますし、地域密着型のコンテンツ作成も自社の強みや特徴を活かせるのなら高額な費用をかけずに取り組めるでしょう。

また、地域の口コミサイトでの評価向上にも特別な予算は必要なく、総じて費用対効果が高いと考えられます。

集客力が高まり、地域密着型ビジネスを強化できる

ローカルSEOは、特定の地域を対象にした検索エンジン最適化の取り組みです。

地域関連の検索で自社の店舗やサービスが上位表示されると、ユーザーの目に留まりやすくなるため集客力を高める効果を期待できます。

地域密着型のブランディングを構築するには、自社の強みや特徴を活かしたコンテンツ作りや口コミサイトでの評価を上げることが欠かせません。

ローカル情報の充実、地域メディアとの連携なども必要です。

上手く活用していけば、地域やネット上での認知度と集客力を向上させてビジネスを強化できる強力な手段となるでしょう。

上位表示を目指せる理由

この施策の大きな特徴は、特定の地域に特化したインターネット検索に強みがあることです。

つまり全国規模を狙うのではなく、範囲を狭めて競合他社を減らす手法を用いて上位表示を狙いやすくするということ。

ローカルSEOは、Googleビジネスプロフィールの活用やNAP(店舗名・住所・電話番号)の統一といった地域密着型の施策がメインであるからこそ、検索エンジンが地域関連性の高い情報を上位表示する仕組みなのです。

ローカルSEOの種類 

ローカルSEOにはいくつか種類があり、代表的なものには「ローカルパック」と「ナレッジパネル」があります。

ここではそれぞれの特徴について、詳しく解説してまいります。

ローカルパック

Googleの検索結果画面で上位に表示される、Googleビジネスプロフィールのリストです。

地域名やサービス名などで検索すると、その地域の3つの店舗情報が、店舗名・住所・営業時間・口コミ評価などの情報とともに表示されます。

そしてユーザーがローカルパックの店舗をクリックすると、さらに詳細な情報を見ることが可能。

検索意図に合わせて最適な情報を提供するため、店舗の集客や売上に直結する表示枠です。

このローカルパックには、次の4種類があります。

①通常のローカルパック

ローカルSEOの代表的な表示形式のひとつであり、検索結果の上部に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくクリック率も高くなる傾向です。

検索結果の上部に表示される3つの店舗情報で構成されており、名称・住所・営業時間・電話番号・Webサイトなどの情報が掲載されます。

これにより、ユーザーは検索時にその地域の店舗情報を一目で把握できます。

電話番号やホームページへのリンクが優先的に表示されるため、ユーザーは直接店舗に問い合わせたりWebサイトを閲覧したりすることが可能です。

つまり、ローカルパックの表示によってユーザーの店舗への接触機会が大きく増えるのが特徴といえます。

②ローカルスナックパック

ローカルスナックパックは、カテゴリ検索した際に出てくる飲食や娯楽などのサービス情報です。

ユーザーが検索エンジンに入力する単語やフレーズに当たる「検索クエリ」に関連する特定のサービスや製品を提供する店舗を、地図上に3つ表示します。

例えば「カフェ 東京」と検索すると、結果のトップにカフェに関する3つのビジネスリストが地図と一緒に表示されます。

電話番号や経路、WebサイトのURLの表示はありませんが、写真が表示されるため店舗のイメージをユーザーに伝えられます。

Googleビジネスプロフィールのページにアクセスすれば、詳細を確認することも可能です。

③ローカルABCパック

ローカルABCパックは、ブランド名やジャンル名の検索時に表示される画面のこと

検索結果の上部に、店舗の情報が「ABC」表記でリスト表示されるため「ABCパック」と呼ばれます。

レビューの星や口コミは表示されず、評価や口コミに左右されにくいビジネスの一覧で、いわゆる「ブランド店」が中心となっているのが特徴です。

さらには名称や住所、営業時間や電話番号、Webサイトやルートなどの基本情報が掲載されているので、ブランド店の情報が上位に表示されれば企業にとっても知名度の向上や集客力の強化につながるでしょう。

④ローカルファインダー

ローカルファインダーは、Googleのローカル検索結果で表示される「すべて表示」ボタンをクリックすると開かれるページです。

通常、検索結果の上部に表示されるローカルパックには3つのビジネスや店舗が表示されますが、ローカルファインダーはそれ以上の数のビジネスを一覧で表示します。

サービスの詳細情報であるローカルファインダーの情報に関心を持つユーザーは、自社にも興味を示しやすいため顧客になる可能性が非常に高いでしょう。

とはいえ、ローカルパックに比べて検索結果の下部に位置するローカルファインダーに掲載されるだけでは、ユーザーの目に触れる機会は少なくビジネスにとってあまり有利とはいえません。

ローカルファインダーだけではなく、ローカルパックへの掲載がより重要視されているのが現状です。

ナレッジパネル

ナレッジパネルは、企業名や店舗名を検索したときに画面の右側に表示されるビジネス情報や画像を含む情報パネルのことです。

店舗の住所や営業時間、電話番号やWebサイトなどの基本情報に加え、評価やレビュー、写真なども表示されるため、ユーザーは店舗の概要を素早く把握できます。

また、Googleが人物・場所・組織・物事などあらゆるトピックでその関係性や属性を認識・把握する「ナレッジグラフ」と呼ばれるデータベースに基づいて表示されるため、比較的信頼性の高い情報を提供しています。

ナレッジパネルはユーザーの利便性を高めるだけではなく企業にとっても重要な存在であり、自社の情報がナレッジパネルに表示されればクリックやコンバージョンの向上にもつながります。

上位表示を目指す5つの対策と注意点

ローカルSEOで上位表示を狙うには、どのような方法が有効なのでしょうか。

ここでは5つの方法を紹介します。

1.Googleビジネスプロフィールの活用

Googleビジネスプロフィールは、自社の店舗情報を管理する無料のツールです。

正確な基本情報を登録することで、Googleマップやローカル検索結果で適切に表示されるようになります。

ただし、基本情報だけでは競合他社との差別化が難しいため、店舗の魅力を伝える情報を積極的に発信することも重要です。

内装や商品の写真、キャンペーン情報などを掲載してユーザーの関心を引きつけましょう。

自店舗ならではの魅力的な情報をできるだけ多く、そして頻繁に発信することがローカルSEOで来店客を増やすための大きなポイントとなります。

2.キーワード選定

ローカルSEOとは、特定の地域の顧客に自社のビジネスを見つけてもらうための施策です。

その中でも地域性を意識した、適切なキーワード選定は欠かせません。

例えば「東京 カフェ」や「新宿 美容室」のように、地域名とサービス・商品名を組み合わせたキーワードを狙うのがおすすめです。

これらのキーワードは、その地域の人々が実際に検索する可能性が高いため、自社の情報が上位表示される可能性も高まります。

また、ニッチなキーワードに絞り込みすぎないようにキーワードの「検索ボリューム」も確認しておきましょう。

3.外部サイトとの連携

ローカルSEOを成功させるには、Googleビジネスプロフィールへの登録だけでなく、他の外部サイトとの連携も不可欠です。

例えば、以下で紹介するYahoo!ローカルサーチAPIやBing Places for Businessといった外部サービスにも自社の店舗情報を登録しましょう。

YahooローカルサーチAPIは、無料で店舗情報を登録できるサービスです。

店舗の住所、営業時間、アクセス方法などの詳細情報を入力し、審査を通過すればYahoo!の地図検索で自社の情報が表示されるようになります。

同様に、Bing Places for Businessでも店舗情報の登録が可能です。

これらは検索エンジンでの地域検索に活用されており、自社の情報が掲載されていると、ローカル検索での上位表示にもつながります。

4.コンテンツ最適化

Webサイトのコンテンツを地域に特化した内容に最適化すると、特定の場所に住む顧客に対して自社のビジネスを見つけてもらいやすくなります。

店舗の住所や営業時間、アクセス方法など、地域の人々が知りたい情報を丁寧に記載することで、店舗の詳細情報を充実させましょう。

また、地域に密着したブログ記事の作成も効果的です。

地域のトピックや関心事に合わせたコンテンツを発信すると、親しみやすいサイトになるでしょう。

Webサイトのコンテンツを地域性の高いものに最適化することで、その地域の検索ユーザーにとって有益な情報を提供できるようになります。

結果として検索エンジンの評価が高まり、ローカル検索での上位表示につながるのです。

5.被リンクを獲得する

被リンクとは、他のウェブサイトから自分のWebサイトへ向けて張られたリンクのことです。

検索エンジンがWebサイトの信頼性や人気を評価する際に重要な要素となります。

被リンクが多いほど、そのWebサイトがほかのサイトから信頼されていると見なされ、検索結果で上位に表示されやすくなります。

地域の情報サイトやブログなどから自社のWebサイトへのリンクを獲得することでGoogleの評価が高まり、ローカル検索での上位表示につながるのです。

例えば、地域の口コミサイトや地域情報サイトに自社の店舗情報を掲載してもらい、リンクを張ってもらうことで、Googleはその店舗の信頼性が高いと判断します。

また、地域のブログで自社の製品やサービスが紹介されれば、そこからの流入も期待できます。

ローカルSEOの注意点

ローカルSEOを効果的に活用するには、定期的な情報更新と分析が欠かせません。

つまりGoogleビジネスプロフィールなどの情報は登録したら終わりではなく、常に最新の状態に保つ必要があります。

営業時間の変更や新商品の追加など、店舗情報も適宜更新しましょう。

また、競合サイトの動向にも注意を払う必要があります。

競合がどのような施策を実施し、どのような情報を発信しているのかを把握して、差別化できるポイントを明確にしていきましょう。

そしてユーザーからの評価やレビューにも気を配り、良い評価を得られるよう顧客満足度の向上に努めることも大切です。

悪い評価が付いた場合は迅速な対応で、できる限り信頼を取り戻せるよう真摯に努めましょう。

まとめ

ローカルSEOで上位表示されれば、通常の検索結果よりも目立つ位置に自社の情報を掲載できるため集客効果が非常に高いといえます。

競合他社がローカルSEOの重要性に気付く前に、早めに対策を行うと良いでしょう。

ローカルSEO対策は、Googleビジネスプロフィールへの登録からスタートします。

正確な情報を登録することから始め、本記事で解説した内容を参考にしながら対策を進めていきましょう。

また、社内にリソースがない場合には、ぜひ名古屋市のエフエーエスにまでお気軽にご相談ください。

ローカルSEOのご相談についても柔軟に対応しており、キーワードの選定から検索結果の上位表示に向け、しっかりと打ち合わせいたします。

お困りの際は、ぜひ一度弊社の無料相談をご利用ください。

マーケティングのご相談は、名古屋市のエフエーエスにまで

名古屋市の株式会社エフエーエスでは、ターゲットや企業ブログのテーマ、SEO対策をしっかりと意識したクオリティの高いWeb制作・記事作成を得意としています。

MEOのご相談も承っておりますので、まずはぜひ、お気軽にご要望をお聞かせください。

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