SNSマーケティングに重要な「エンゲージメント」とは?
SNSマーケティングにおいて、エンゲージメント率は重要な指標のひとつといわれています。
とはいえ、このエンゲージメント率の伸ばし方がわからず企業アカウント運用に悩む企業も少なくありません。
この記事では、SNSマーケティングにおいて重要なエンゲージメントについて詳しくまとめます。
エンゲージメントの基本的な考え方や計算方法などとあわせてみていきましょう。
目 次
SNSマーケティングでよく聞くエンゲージメントとは?
SNSをはじめとするマーケティング分野で、「エンゲージメント」という用語を耳にすることがあるのではないでしょうか。
ここではその意味について、詳しく解説してまいります。
エンゲージメントの意味
エンゲージメントとは、マーケティング分野でよく使われる用語で「関与度」「愛着」「つながり」などを指す言葉です。
そしてWebマーケティングにおけるエンゲージメントは、企業と顧客との間にできる深いつながりを意味します。
顧客とのエンゲージメントを作り上げることは、企業にとって大きな利益になるため重要視すべき指標の一つでしょう。
SNSにおけるエンゲージメント
SNSマーケティングにおいては「いいね」「リツイート」「リポスト」など、投稿に対してユーザーが示した好意的な反応のことをエンゲージメントと呼びます。
つまりエンゲージメントは、投稿コンテンツや企業に対するユーザーからの関心・興味の度合いなどを示す指標。
きちんと成果を出すSNS運用をしたい場合、エンゲージメントは無視できない存在といえるでしょう。
エンゲージメントマーケティングの必要性とは?
近年、エンゲージメントマーケティングが注目されるようになった背景には、ネットやSNSの普及で社会と人々の行動が変化したことなどが挙げられます。
SNSや口コミサイトで顧客の声を聞ける現代では、購入したあとに顧客がどう評価するかを考える必要があるのです。
エンゲージメントマーケティングの目的
エンゲージメントマーケティングは、企業と顧客とのつながりを強化するマーケティング戦略のひとつです。
一人ひとりに企業やブランドの魅力を知ってもらい、好感度を上げてつながりを強くすることが目的になります。
つながりを強化できればリピーターとなってくれるだけでなく、ある程度価格を上げても自社の商品・サービスが選ばれやすくなり、結果として利益総額の向上も期待できるでしょう。
商品/サービスに対する購買プロセスの変化
SNSの影響が大きい現代では、これまでのスタンダードだった購買行動モデルも変化しています。
たとえばSNS上での商品・サービスに対する意見や評価を参考に、購入を決める方も珍しくありません。
購買プロセスにおいて、検索→共有→拡散が主流になった現代では、愛着を抱かせて見込み客を定着させることが重要となるため、やはり顧客とのつながりを強化する施策が必要なのです。
「エンゲージメント率」の定義
SNS投稿に対するユーザーの反応率を示す「エンゲージメント率」は、その数値が大きいほど興味関心が高いと考えられます。
まずはエンゲージメント率の定義について、一般的なWebマーケティング・SNS別に以下で解説します。
一般的なエンゲージメント率(GA4)
Webサイトやアプリにおけるエンゲージメント率は、「訪れたユーザーがどれだけ関心を持ってくれたか」を知るための指標です。
Googleが提供するアクセス解析ツールであるGA4でチェックする場合、「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」の順にクリックしてください。
計算式は【エンゲージのあったセッション÷全セッション数×100】です。
SNSでのエンゲージメント率
SNSにおいてのエンゲージメント率は、「その投稿がどれだけの影響力を持っているか」を示す指標です。
どの投稿でフォロワーが増え、どの投稿が多く読まれているか調査・分析を行うことで、ユーザーの行動が詳しくわかります。
エンゲージメント率が高いのは、それだけ多くの顧客が企業に対して興味関心を持っているからであり、好意的なリアクションが多いほど売上も期待できます。
各SNSのエンゲージメント率の具体的な計算方法
SNS投稿のエンゲージメント率を求める計算式は、プラットフォームごとに異なります。
各媒体について以下でまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 計算式:【エンゲージメント総数÷(リーチ数orインプレッション数orフォロワー数)×100】
Instagramのエンゲージメントは、「いいね・コメント・返信・シェア・投稿の保存」に基づきます。
投稿が表示された回数がインプレッション=ユーザーが目にした回数です。
個別のアカウント数(リーチ数)やフォロワーの数を分母にして計算しましょう。
また、エンゲージメント数・インプレッション数・リーチ数・フォロワー数は、「ビジネスアカウント」を持っていれば各投稿のインサイト画面で確認可能です。
ビジネスアカウントへの切り替えは、プロフィールページの設定から簡単に行えます。
X(旧Twitter)
- 計算式:【(エンゲージメント総数÷インプレッション数)×100】
エンゲージメントは「いいね・返信・リポスト・ポストの詳細閲覧・フォロー・画像や動画のクリック・ハッシュタグやリンクのクリック・プロフィールの閲覧」です。
ユーザーがポストをみた回数で反映されるため、1人が2回見た場合でもインプレッションは2になります。
メニューからXプレミアム→アナリティクスにアクセス後、ツイートタブでデータを確認できます。
アナリティクスは有料プランですが、無料プランでも、投稿画面で「ポストのエンゲージメントを表示」で簡易的なデータの確認が可能です。
- 計算式:【エンゲージメント総数÷投稿のリーチ×100】
エンゲージメントは「いいね・コメント・シェア・写真やアイコンのクリック」で、投稿を閲覧したユーザーの数がリーチです。
Xと異なり、Facebookは同じユーザーが何度閲覧してもリーチ数は1になります。
また、「ページインサイト」でリーチ数やエンゲージメント数の確認が可能。
データをもとに手動で算出するか、ツールを使ってもエンゲージメント率を算出できます。
TikTok
- 計算式:【エンゲージメント総数÷ビュー数×100】
ビュー数とは動画が再生された回数のことです。
TikTokでは、「いいね・コメント・シェア」の3つをビュー数で割ってエンゲージメント率を算出します。
メニューからクリエイターツール→インサイトと選択することでデータの確認が可能です。
Webアンケートを用いた測定
Webアンケートからエンゲージメント率を測定する方法もあります。
この場合に測定の精度を高める方法が、NPS(ネットプロモータースコア)です。
NPSは、ユーザーに対して「あなたは○○を友人などに薦めたいと思いますか?」など、いくつかの質問に0~10の11段階で評価をしてもらう方法。
見込み客を推奨・中立・批判に分類できるため、月1回~半年に1回の頻度で多くの企業が取り入れています。
SNS別・業種別でみるエンゲージメント率の平均は?
計算をしてみたものの、良い数値なのか改善が必要な数値なのかイマイチわからないという場合、それぞれのSNSや業種別の平均を参考にしてみるとよいでしょう。
SNS別・業種別の平均エンゲージメント率は下記の通りです。
X(旧Twitter) | |||
ファッション | 0.018% | 0.19% | 0.02% |
飲食 | 0.030% | 0.45% | 0.03% |
健康美容 | 0.011% | 0.18% | 0.02% |
インテリア | 0.012% | 0.20% | 0.04% |
旅行 | 0.016 | 0.40% | 0.063% |
Instagramはビジュアルコンテンツやインフルエンサーマーケティングに強く、ブランドの認知度向上も期待でき、平均エンゲージメント率は全体的に高めです。
Xは速報性を重視したコンテンツが多く、長期的なエンゲージメントは望めないかもしれません。
Facebookは、ほかのSNSに比べてエンゲージメント率が低くなる傾向です。
フォロワー数でも平均は変動する?
エンゲージメント数を増やすためには、多くのユーザーに投稿を閲覧してもらうことが重要です。
フォロワー数が多ければ、それだけ拡散されやすく多くのユーザーにみてもらえる確率が上がるでしょう。
しかし、フォロワー数が多いことが必ずエンゲージメント率増加につながるとは限りません。
フォロワーの中に積極的な反応をしてくれるアクティブユーザーがいなければ、数が多くても効果は期待できないためです。
フォロワー数ばかりを気にするのでなく、反応の質を見極めることが重要でしょう。
まとめ
エンゲージメントとは、企業と顧客とのつながりを意味します。
そしてエンゲージメントマーケティングは、顧客とのつながりを強化するための重要な手法のひとつです。
エンゲージメント率に注目しながら、ユーザーとの効果的なコミュニケーションを目指しましょう。
名古屋市でWebマーケティングを専門的に取り扱うエフエーエスでは、エンゲージメント率を意識した質の高いコンテンツ作りのサポートも得意としています。
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