意外と長い?SNSの歴史
「SNS」はソーシャル・ネットワーキング・サービスの略で、社会的ネットワークの構築ができるサービスです。
現在は、大半の方が何らかのSNSを利用していますが、SNSの歴史を知っている方は少ないと思います。
ここでは、SNSの歴史について、詳しくまとめました。
目 次
意外と長い?SNSの歴史
SNSの歴史は海外から始まり、日本にひろがりました。
SNSの歴史を年表で見てみよう(世界編)
日本にSNSがひろがるまでの世界の歴史を以下にまとめました。
1997年
SNSの原型と言われている米国の「SixDegrees.com」のサービスが開始されました。
繋がりのある人物のみが書き込める掲示板やサイト内でのメッセージといった機能がありました。
2000年、システム上のトラブルやスパムなどの問題のため閉鎖されました。
2002年
現在のSNSのベースと言われている「Friendster」のサービスが開始されました。
招待制のサービスで、ブログやコミュニティのほか、写真をアップして保存できるアルバムの機能などがありました。
ただ、次々に誕生する「Facebook」などの新サービスと比較して優位に立つことはできず、2011年にはSNSとしてのサービスを終えました。
2004年
世界的にも大規模なSNSであり、日本で元祖のSNSと言われている「mixi」のサービスが開始されました。
SNSの歴史を年表で見てみよう(日本編/パソコン時代)
まずは、日本で携帯電話が普及する前の時代について、ご紹介します。
掲示板(2ちゃんねる)
1999年
日本最大級の電子掲示板(匿名掲示板)サイト「2ちゃんねる」が開設されました。
この時代は、ホームページに電子掲示板を設置しているケースが多く、匿名で自由な存在が画期的だった電子掲示板は、自由なコミュニケーションという面をもり、現在のSNSの土台を作った存在と言われています。
※「2ちゃんねる」は、2017年、「5ちゃんねる」に名称を変更しました。
SNSの歴史を年表で見てみよう(日本編/ガラケー時代)
次に、スマートフォンが普及する前のガラケー時代について、ご紹介します。
mixi
2004年
「mixi」のサービスが開始されました。既登録ユーザーの招待を受けないと利用登録できない招待制でした。
2010年
登録手続きが面倒なのと、Facebookの日本上陸の影響により、登録者数が伸び悩むようになり、登録制が開始され、既登録ユーザーの招待が不要になりました。
現在では、SNSのサービスより、2013年に開始したスマートフォン用ゲームアプリのサービス元として認識している方が増加しています。
GREE
2004年
「GREE」のサービスが開始されました。
最初は、ネット系企業やベンチャー企業に勤務する会員が交流のために活用するなど、ビジネスとして利用されている傾向が強くありました。
現在は、基本無料の携帯電話向けブラウザゲームを前面に押し出したSNSとして注目されています。
ニコニコ動画
2006年
「ニコニコ動画(β版)」のサービスが開始されました。ユーザー同士の動画共有をベースにしたコミュニケーションを実現し、動画を自由に楽しむという形を確立しました。
Amebaブログ
2004年
「Amebaブログ」のサービスが開始されました。アバターやゲームなどSNSの楽しみ方を拡げました。
SNSの歴史を年表で見てみよう(日本編/スマホ時代)
スマホ時代となり、SNSを利用する方がどんどん増え、SNSのサービスの開発は加速しています。
2006年
「Twitter」が誕生しました。
2008年
日本版「Twitter」がリリースされました。
2011年
東日本大震災で、リアルタイムで現在の状況を知ることができるとして、躍進しました。
※Twitter社自身は「社会的な要素を備えたコミュニケーションネットワーク」、「インタレスト(興味)・ネットワーキング・サービス」でSNSではないとしていますが、一般的には SNSとして認識されています。
2010年
「Instagram」のサービスが開始されました。
2014年
日本語版「Instagram」がリリースされました。
女性や若者から、人気がひろがり、2017年には「インスタ映え」が流行語大賞となるなど、どんどん注目されるようになりました。
2004年
「Thefacebook(現在のFacebook)」というサービスを開始しました。
2008年
日本語版「Facebook」がリリースされました。実名登録制で、個人情報の登録も必要となっている安心感もあり、公開後、急速にユーザー数を増やしました。
2011年
世界最大のSNSとなりました。
LINE
2011年
東日本大震災をきっかけに、大切な人とのコミュニケーションに役立つツールとして考案された「LINE」がリリースされました。
無料でチャットや通話ができることを最大の強みとし、現在では日本国内の利用者数トップとして、80%以上の方が利用していると言われています。
SNSの歴史を年表で見てみよう(日本編/新登場のSNS)
Tik Tok
2016年
「Tik Tok」のサービスが開始されました。
2018年
気軽に楽しくできるショート動画配信アプリとして、若者を中心に驚異的に流行り、新語・流行語大賞で「TikTok」がノミネートされるほど注目されるようになりました。
2010年
米国で「Pinterest」のサービスが開始されました。
2013年
日本語版「Pinterest」がリリースされました。現在は、「SNS疲れ」が深刻化してきている状況で、好きな画像を自分のボードに集めたり共有する、「SNS疲れ」をしないSNSとして注目されています。
note
2014年
「note」のサービスが開始されました。
「有料販売できる」「文章を書くことに特化」など独自の特徴として、手軽に情報発信できるサービスとして、最近注目されています。
Clubhouse
2020年
米国で「Clubhouse」のサービスが開始されました。
音声SNSとして注目され、2021年10月時点では、まだ日本語版もリリースされていませんが、日本語のイベントが開催されたりしており、日本でも利用者数が増えています。
SNSの発展の歴史をより深く知る
SNSの発展の歴史を更に知るには、以下のような著書や論文がおすすめです。
SNS変遷史 「いいね! 」でつながる社会のゆくえ
SNSは人間関係を、社会のあり様を大きく変えました。気鋭の若手メディア研究者が、生活に密接したソーシャル・メディアの変遷と展望を読み解いています。
論文「SNSの歴史」
SNSの歴史は深く、それに関する論文はいくつか既に存在しています。それらを読んでみると、さらにSNSの発展の歴史を知ることができます。
個人利用者は趣味や仕事で使う一方で、企業は宣
伝の方法の一つとして使っていて、私たちはそれ
を毎日のように見る。SNS はこのようにもはや
生活の一部になっている。引用元:SNS の歴史
まとめ
SNSの歴史は長く、社会に大きな影響を及ぼしており、これは企業の発展にも役立つ歴史です。
ただ、SNSの効果的な運用には専門知識が必要となります。エフエーエスにお任せいただければ、効果的にSNSを運用することができるため、気軽にご相談ください。