介護施設・老人ホームのSEO対策/SNS運用を解説！
超高齢社会の現在、介護施設・老人ホームの数は増加の一途を辿っています。
一方で、施設における人手不足は社会問題にもなっています。
いかにして自施設の魅力を伝え、利用者やご家族、そして求職者にも選ばれる施設となるかは大きな課題でしょう。
ここでは、SEO対策とSNSを活用して、介護施設・老人ホームが行うべきマーケティング戦略をわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目 次
介護施設・老人ホームの課題は「サービス認知と採用」
介護施設・老人ホームは需要が高まり続けている一方で、以下で挙げる2つの大きな課題にも直面しています。
1. 介護事業のライバルが増加
超高齢社会に突入したことに伴い、介護施設・老人ホームの需要はより高まり、現在では多くの企業が介護事業に参入し、競争が激化しています。
ライバルが増加したことで自施設が埋もれやすくなり、利用を検討している方に、そもそもサービスを知ってもらえなくなるのをどう防いでいくかが課題の一つでしょう。
2. スタッフの人手不足
介護業界は大変な職場というイメージが根強く残っており、敬遠されがちです。
また、長時間労働や肉体的な負担が大きいといった労働内容のわりに、賃金が低い傾向もあります。
一度は直雇用を経験したものの、条件面や現場での人間関係に不満が溜まって派遣会社を通した勤務スタイルに変更する介護士も少なくありません。
長期的な勤務を希望する新規人材の社員採用が、大きな課題となっています。
介護施設・老人ホームの課題解決にはSEO対策！
前述した課題でお悩みの方に向けて、ここでは効果を出すのに有効な手段の一つである「SEO対策」についてご紹介します。
SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーがキーワード検索をした際に自サイトを上位表示させるために取り組む施策です。
たとえば「○○市 老人ホーム」と検索した際に上手く上位表示されていれば、スムーズなサービス認知につながるでしょう。
以下では、介護施設がSEO対策で得られるメリットをまとめます。
広告費をかけず集客が期待できる
通常の広告よりも少ないコストで対策を始められるのがSEOです。
現代では利用者やご家族、求職者ともに介護施設・老人ホームをチラシや情報誌よりWebで検索することがほとんどです。
介護サービスや施設名、希望エリアなど、利用者が検索すると想定されるキーワードで自施設のWebサイトが上位表示されるようになれば、広告費をかけずに多くの方の目に触れる機会を作れるでしょう。
施設の継続的なブランディングにつながる
SEOで評価されるためには、ブログなどを積極的に活用してユーザーが満足する質の高いコンテンツの更新を行う必要があります。
こうして完成した質の高いコンテンツはユーザーの信頼性を高め、ブランドイメージの確立にもつながるでしょう。
また、一度Webサイトに公開した情報は消さない限り残り続ける貴重な資産です。
ターゲットのニーズに応えられる
SEO強化には、サイトのコンテンツ強化が欠かせません。
ターゲットのニーズに応えられるコンテンツを継続的に発信できれば、自然とユーザーから認知されるようになり、スムーズに目標達成を目指せるでしょう。
ニーズを把握するためには、今までに受けたことのある問い合わせや入居者・介護スタッフの実際の声などを参考にするほか、検索数の多いキーワードをリサーチしていく方法もおすすめです。
ニーズを把握できたら、それに応えられる情報と自施設ならではのアピールポイントを伝えられる魅力的な記事を更新していきましょう。
介護施設のSEO対策！4つのポイント
介護施設・老人ホームのSEO対策は課題解決のためにも非常に有効ですが、きちんと効果を出すために以下に挙げる4つの点を意識していきましょう。
① 「地名とサービス」のキーワードを意識する
多くの方は、地域に根ざした介護施設・老人ホームを探すため、希望エリアとなる地名+介護のサービス名称を組み合わせて検索します。
これらのキーワードを適切に盛り込むことが、SEOの施策ポイントです。
具体例としては、「〇〇市 老人ホーム」「△△区 訪問介護」などが挙げられます。
② サービスを明確に記載する
利用者やご家族は、どのようなサービスを提供しているのか詳しく知りたいと考えています。
たとえば「認知症対応型共同生活介護」「終末期医療」「リハビリテーション」など、提供しているサービスを具体的にわかりやすく記載すると、キーワード対策になるだけでなくさらに興味を惹きやすくなるでしょう。
③ ほかのサイトに似ていないかをチェックする
ほかのサイトと内容が似すぎていると、Googleから「コンテンツの薄いサイト」と判断され、検索順位が下がるといったペナルティを受ける可能性があります。
定期的に競合サイトの状況をチェックし、独自性や強みを活かしたコンテンツで差別化を図るのがおすすめです。
④ 定期的に更新する
Googleは頻繁に更新されるWebサイトを高く評価する傾向です。
最新の情報を提供することでページに辿り着いたユーザーの信頼もアップするため、ブログ記事の投稿、施設のイベント情報、スタッフ紹介などのコンテンツ更新は定期的に行いましょう。
SNSの運用も施設PRに効果的？
近年では誰もが当たり前に利用しているSNSだからこそ、企業が公式アカウントを作って運用することも一般的なマーケティング方法です。
ここでは、介護サービスがSNSを活用することのメリットを紹介します。
無料で幅広い年代に認知してもらえる
SNSは年齢や性別を問わず多くの方が利用しているプラットフォームで、基本的に無料でサービスを利用できます。
Instagram、X、LINEの公式アカウントなど、ターゲットに合わせてさまざまなSNSを活用することで費用をかけず幅広い層に自施設の情報を発信できるのは大きな魅力でしょう。
施設の魅力を効果的にアピールできる
SNSは文字だけでなく、写真や動画を使って魅力的な情報を手軽に発信できます。
まずは施設の雰囲気、サービス内容、スタッフの様子などを視覚的に伝えていきましょう。
短文・短時間のコンテンツがメインという特性を活かして、目を惹くキャッチコピーやインパクトのある仕掛けを工夫して取り入れていけば、自然とユーザーを惹き付けられるようになるはずです。
SEO対策と併せて運用すると効果的
SNSは、自社サイトへアクセスしてもらえるように誘導をさせることもできます。
ただし、共有するリンクは外部リンク扱いではないため、直接というよりは間接的なSEO効果が期待できます。
SNS運用が軌道に乗れば、コストをかけずに施設の認知度が高まり、アクセス数のアップも大いに見込めるためSEO対策と一緒に工夫して取り組んでいきましょう。
介護施設のSNS運用！押さえておくべき3つのポイント
介護施設・老人ホームにおける「サービス認知と採用」の課題解決におすすめなのがSNSの運用です。
ここでは、SNSで効果を高めるために必要な3つのポイントを紹介します。
① 運営の目的を明確にする
SNSの目的が明確であれば、ターゲット層や発信する内容を絞り込めてより効果的な運用が可能です。
たとえば「新規利用者の獲得」が目的なら、施設の雰囲気やサービス内容をアピールし、利用を検討している方やご家族のニーズに合わせることを心がけしましょう。
一方で「人材確保」を目的とするなら、スタッフの雰囲気や働きやすい職場であることを魅力的にアピールし、求職者がそこで働くイメージをポジティブに思い描けるような工夫をしましょう。
② 更新ペースを決めておく
前述したように、より良い効果を出すためにはSNSも定期更新が欠かせません。
たとえば、週に1回新しい投稿をする、月に1回イベントの様子を動画で紹介するなど、具体的な更新ペースを決めておきましょう。
負担が少ない範囲で更新できるペースを具体的に決めておくことは、継続させるためにも必要なポイントです。
③ 個人情報の流出・発信内容に注意
SNSは気軽に投稿できるからこそ、利用者やスタッフの個人情報流出に十分に注意してください。
施設紹介として利用者の写真や動画を投稿する際は、本人やご家族の同意を得なければいけません。
名札や処方箋など、個人情報を含むものが写っていないかもしっかりと確認してください。
また、誤った情報の発信や不適切な内容の投稿も当然NGです。
施設のイメージを損なう差別的な表現、法律や倫理に反する内容、事実に基づかない情報などは必ず避けましょう。
まとめ
SEOやSNSを活用して、介護施設・老人ホームが抱える課題解決につながるマーケティング戦略をご紹介しました。
今回お伝えしたポイントを押さえて、より多くのユーザーに届く効果的な運用を目指していきましょう。
名古屋市の株式会社エフエーエスは、業界や企業ごとにニーズに沿ったマーケティングで、精度の高いSEO対策やSNS運用のサポートをいたします。
介護施設・老人ホームのサイト運用についてお困り事があれば、ぜひ当社にご相談ください。
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